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安西水丸展

2016/07/05 Tue 18:59

暑い。死ぬ。いや死なん。
mizumaru_flyer_01.jpg 

さて、私は先日京都に安西水丸展を見に行きました。
駅構内にあるその名も「えき」というギャラリーです。
ここには以前、山口晃氏の展覧会を見に行ったことがあります。

人が多いと予想される週末を避け平日に行きやした。
中に入ると、安西さんの原画とその絵が装丁になった印刷物や出版物が展示されてます。
部屋中がパッと明るく鮮やかでビビットな色彩豊かな空間。

「ほー、色はこうなるのか。原画はこれくらいのサイズなのか。印刷されるとこうなるのか。」
などなど、イラストレーターならではの仕事ぶり、楽しみ方を体験させてもらいました。

こういうイラストレーターの方の仕事を見る機会ってあまりないんですよね。
まあ美術や芸術の展覧会はたくさんやってますけど。
僕は美術や芸術鑑賞よりも、こういう仕事の為のイラストレーターの作品の方が好きなんですよね。

他人のラフ絵とか、没絵とか。修正とかしてるのを見ると、嬉しくなります。
「あぁ、この人でも普通に間違えたり失敗するんだ」って。
以前ゴーリー展を見た時もチョコチョコ修正液で直してました。安心。安心。

安西さんも原画はかなり修正してました。上から紙を貼って描き直したり。
それが仕事として印刷物になった時にはわからない様になってます。

安西さんと言えば、パントーンを貼った作風が有名ですが、
他にも色鉛筆で描かれた絵や絵の具で描かれた作品もありました。
漫画も多数展示されてました。

絵本やポスターなど実に幅広く活躍されていたのだな、と思いました。
仕事によってタッチを使い分け、時に可愛く、時に大人っぽく、時に面白く。
力の抜けた緩やかな雰囲気であることは共通しています。

イラストレーターの仕事を拝見させていただく貴重な体験で、
ワクワクしっぱなしの空間でした。








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